Behind the scenes of creating my preblended face oils

プリブレンドフェイスオイルができるまで - 制作の舞台裏

はじめてのプリブレンド フェイスオイルコレクションをご紹介するとともに、この4つのオイルがどのように生まれたのか、そしてなぜ4つのブレンドを作ることにしたのか、その背景を少しお話ししたいと思います。


この4つのプリブレンドフェイスオイルには、香りが強すぎず、日常の中で心地よく使えることを大切にして作りました。

ブレンドする際にはトップ・ミドル・ベースノートを丁寧に考え、それぞれのオイルが一日を通して穏やかに寄り添うようなバランスになるよう設計しています。


また、ブレンドを考える過程では、精油に含まれる化学成分の構成にも注意を払いました。ひとつの作用だけに注目するのではなく、異なる働きを持つ成分をバランスよく組み合わせることで、肌と心の両方にやさしくサポートできるブレンドを目指しました。

さまざまな成分が調和して働くことで、ひとつの要素に偏ったブレンドよりも、より心地よく感じられると考えています。

 

和 Wa – Balance:ホルモンバランスをやさしくサポート

 

このコレクションを考え始めたとき、最初に思い浮かんだのが 和 – Balance でした。


このブレンドは、生理周期の影響でホルモン由来の吹き出物に悩んでいた親しい友人と一緒に作ったのが始まりです。彼女は、甘すぎたり重すぎたりしない、フレッシュで軽やかな香りを好んでいました。


その好みに合わせ、ホルモンバランスの揺らぎや肌の再生、気持ちを前向きに整えることに伝統的に用いられてきた精油を選びました。

このブレンドの中心となっているのは ゼラニウム。数ある精油の中でも、私自身が特に好きな精油のひとつです。

肌のバランスと心の安定の両方に寄り添ってくれるゼラニウムは、ホルモンの変化を感じやすい時期にとても適していると感じています。


彼女のためにこのオイルを作ったところ、すぐに「いつもの1本」になりました。落ち着いた使い心地で、毎日無理なく使えることが心地よかったそうです。次第に肌も落ち着き、このオイルは“ケア”というより、日々の習慣の一部になっていきました。


その経験が、今の 和 – Balance のかたちを作っています。ホルモンの変化をやさしく支えながら、日常使いしやすいフェイスオイルです。

 

静 Sei – Soothe:敏感で乾燥しやすい肌のために

 

静 – Soothe は、冬になると特に乾燥や刺激を感じやすかった家族の肌のために作ったレシピが元になっています。

皮むけやひび割れ(あかぎれ)が起きるほど乾燥していた肌に使ったところ、1日で明らかな変化があり、私自身も驚きました。


その経験から、この処方はフェイスケアにも適しているのではないかと考えるようになりました。


このブレンドの中心にあるのは ローマンカモミール。敏感な肌を落ち着かせるとともに、心の緊張をやわらげることで知られている精油です。

静 – Soothe は、強い有効成分を重ねるのではなく、肌のバリア機能を支え、心地よい状態へ戻すことを大切にしています。


そのため、刺激を感じやすい肌や、環境の変化に影響を受けやすい肌に自然と寄り添うブレンドになりました。


檜 Hinoki – Forest:心と肌を穏やかに整える

 

檜 – Forest は、日本の森林浴(shinrin-yoku)の考え方から生まれました。


ヒノキは、日本では古くから心を落ち着かせ、自然とのつながりを感じさせる木として親しまれてきました。イギリスではまだあまり知られていないこの精油を、ぜひ紹介したいと思いました。


ヒノキは香りのグラウンディング効果だけでなく、肌を清らかに整え、バランスを保つために用いられてきた背景もあります。

ストレスや外的要因で揺らぎやすい肌にも向いています。


ヒノキの香りはとても繊細なため、その存在感を引き立てつつ、消してしまわないようにブレンドを重ねました。


日本では、ヒノキ材を使った檜風呂が有名ですね。温かいお湯に浸かると、立ちのぼる湯気とともに、ほのかなヒノキの香りが広がり、深いリラックス感をもたらします。ヒノキは成長に時間がかかる貴重な素材であり、ヒノキ風呂は日本では贅沢なものとされています。


このフェイスオイルが、そんな体験の一端を感じていただける存在になれば嬉しいです。

肌と心の両方に、静かに寄り添うオイルです。


 

柚 Yuzu – Radiance:肌の透明感と明るさをやさしくサポート

柚 – Radiance は、日本人にとって馴染み深く、感情的なつながりも強い柚子精油を主役にしたブレンドです。


柚子は、明るく爽やかな香りだけでなく、肌と心の両方をやさしくサポートする精油として親しまれてきました。

くすみがちな肌をいきいきと感じさせ、気持ちを明るく、クリアにしてくれる香りです。


一方で、柚子の香りはとても繊細で、揮発しやすいという特徴があります。

そのため、香りを生かしつつ、すぐに消えてしまわないよう、慎重なバランス調整が必要でした。


他の精油でやさしく支えることで、柚子のフレッシュさを保ちながら、肌にのせたときも心地よく続く香りに仕上げています。

刺激的にならず、肌の透明感をそっと支え、気持ちを明るくしてくれるフェイスオイルです。

 

成分を超えたバランス

4つのフェイスオイルすべてに共通しているのは、バランスを大切にしていることです。

香り、肌触り、処方のすべてにおいて、無理のない調和を目指しました。


ベースオイルには、カカイオイル・アプリコットカーネルオイル・ホホバオイルを共通して使用しています。この組み合わせは、重すぎず、幅広い肌タイプに対応し、肌本来のバランスを支えるために選びました。


強い作用を求めるのではなく、何度でも手に取りたくなるような、心地よさを大切にしています。


これらのフェイスオイルは、互いに置き換えるものではありません。

ひとつが日常の定番になる方もいれば、時期や気分によって使い分けることもできます。

そのときのご自身に合うものを選んでいただければと思います。

 

フェイスオイルコレクションを見る

それぞれのフェイスオイルについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらからコレクションをご覧ください。

👉 プリブレンド フェイスオイル コレクション


次回のブログでは、これらのフェイスオイルを作るために必要だった**CPSR(化粧品安全性評価)**のプロセスについて、私自身の経験をお話しする予定です。

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