How Essential Oils Support the Body – Part 2

エッセンシャルオイルの作用を探る – 第2回(体への働き)

前回のブログでは、精油が体をサポートする代表的な作用として、鎮痛作用、抗炎症作用、抗菌作用、去痰作用についてご紹介しました。

今回はその続きをパート2としてお届けし、アロマセラピーの世界をより深く理解していただくために、精油が持つその他の「体に対する代表的な作用」を取り上げたいと思います。


精油は数多くの天然成分から成り立っており、それらが組み合わさることで複数の作用を発揮します。どの精油も一つの働きだけを持っているわけではなく、状況や体調、使い方によって幅広い効果をもたらしてくれるのです。ここでは、アロマセラピーにおいてよく考慮される体への作用をいくつかご紹介します。


 

 

通経作用(Emmenagogues)

月経の流れをサポートし、周期に関連する不快感を和らげる働きがあるとされています。体が滞っているように感じる時や、リズムを整えたい時に選ばれることがあります。

例:クラリセージ、スイートフェンネル、ベチバー、セージ


瘢痕形成作用/創傷治癒作用(Cicatrizant / Vulnerary)

傷や損傷を受けた皮膚の治癒や再生を促す作用を指します。肌の自然な修復プロセスをサポートすることで、傷跡やダメージの回復だけでなく、小じわやシワといったエイジングサインの軽減にも役立つと考えられています。

例:フランキンセンス、ラベンダー、ゼラニウム、パチュリ、ミルラ



健胃・消化促進作用(Carminative / Digestive / Stomachic)

消化器系を落ち着かせ、胃の張りや不快感、緊張を和らげる助けになります。全体的な消化の快適さやバランスをサポートしてくれる精油です。

例:コリアンダーシード、タラゴン、クローブバッド、クミン、レモン


リンパ刺激・鬱滞除去作用(Lymphatic Stimulant / Decongestant)

リンパの流れや血行を促し、むくみや腫れ、体の重さを感じる時に役立つとされています。デトックスをサポートし、活力を高める目的でよく用いられます。

例:アトラスシダーウッド、サイプレス、パルマローザ、ネロリ、スコッチパイン、カタフライ



これらの作用は、精油がどれほど幅広く体に働きかけるかを示しています。丁寧に選び、ブレンドすることで、症状だけではなく一人ひとり全体を見据えたサポートが可能になります。


次回のブログでは、体から心と感情に焦点を移し、精油がストレスや気分、集中力にどのように役立つのかをご紹介します。

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